子育てニュース 診察室(夕刊掲載)
2008年02月26日
Q 小4男児、手足が冷たい
小学4年の男児。手足が非常に冷たく、氷に触っているような状態で、祖母の私に「こすって」「触って」「温めて」と言ってきます。何が原因でしょうか。日常生活でどんな注意をしたら良いですか。やせていますが、好き嫌いもなく、特に魚、果物、野菜の煮物が大好物です。学校も皆出席です。
A 体温調節機能低下か 手袋や靴下で温める
手足の冷えは、手足が心臓から最も遠くに位置するため十分な血液が流れないときに起こります。従来は女性に多い悩みの1つとされ、更年期障害やホルモン異常、無理なダイエットなどがその原因と考えられていました。しかし、最近では中高年男性や小児でも認められるようになってきました。
その原因のひとつとして、現代社会では冷暖房が完備されており体温調節機能が低下していることがあげられます。以前は冬の寒い時期だけに見られていた手足の冷えが1年中見られるようになったのもこのことが関係していると思われます。それ以外には運動不足や睡眠不足、偏った食生活などが関係していることもあります。更に小児では身体発育が不十分で十分な調節ができないことも原因のひとつであり、この場合は年齢とともに改善していくのが普通です。
対策は手袋や靴下をつけたり、カイロなどで温めたりすることです。ご相談のお子さんの場合、日常生活は元気に過ごされているようですので、手足の冷えのため眠れない等の困ったことがなければ様子を見るだけでよいでしょう。
(県立こども病院内分泌代謝科医長 上松 あゆ美)
投稿者:ぱぱ記者 : 2008年02月26日 15:43


















