子育てニュース 診察室(夕刊掲載)
2008年01月16日
Q 便秘の孫、下剤服用後に腹痛
6歳男児の孫。4、5歳のころから便秘がちで最近はひどく5、6日は出ない日が続きます。小児科でかん腸をするほか、薬を処方されて週2回服用しています。朝、薬をのみ翌日は腹痛があり何度もトイレに行くのですが、4、5回目でやっと出るという感じです。薬をのむと痛いので幼稚園に行くのも不安で嫌がります。野菜は好きでよく食べます。便秘から解放してやりたいです。
A 定期的な受診相談で排便の恐怖取り除いて
こどもの便秘には習慣性便秘のほか先天性の疾患や他の病気に伴う便秘もあり、原因によって治療が異なります。腹部の張り・食欲不振・腹痛・排便痛などのある便秘や長期の便秘では、小児外科や小児科の受診を勧めます。
お手紙では、かん腸や週2回の投薬ですが、腹痛の不安が日常生活の支障となっており、まだ排便のコントロールもついていないように思われます。定期的に受診相談され、状態に合わせ十分に排便コントロールすることをお勧めします。
こどもは便排出の痛みが強いと排便が怖くなり、便秘の悪循環に陥ることも少なくありません。他の病気がなければ、まず排便の恐怖や腹痛の不安を取り除くことが大切です。
排便のないときに下剤を投与するのではなく、かん腸などで硬便を十分に排泄し、それに続けて腹痛を来さない範囲で毎日下剤を投与し、容易に毎日排便できるよう便を軟らかく保ちます。この間に食事、運動、排便、睡眠など規則的な生活習慣をつけましょう。排便できたときには十分にほめましょう。恐怖心がなくなれば、症状に合わせ薬を徐々に減らします。
(県立こども病院副院長、小児外科 長谷川 史郎)
投稿者:ぱぱ記者 : 2008年01月16日 15:09


















