なぜくじらは短(みじか)い時間(じかん)しか呼吸(こきゅう)をしないのに、海(うみ)の中(なか)に15分(ふん)以上(いじょう)もぐれるの?(ゆう&ゆみ、藤枝市、小学3年)
マッコウクジラは、クジラの中でも最(もっと)も潜水能力(せんすいのうりょく)が優(すぐ)れていて、3000メートル近(ちか)くまで潜水(せんすい)し、2時間(じかん)近(ちか)くも潜(もぐ)っていられるといいます。
その秘密(ひみつ)は、一回(いっかい)の呼吸(こきゅう)で肺(はい)の中(なか)の空気(くうき)を私(わたし)たちに比(くら)べて8倍(ばい)も入(い)れ替(か)えることができたり、筋肉(きんにく)に酸素(さんそ)を蓄(たくわ)える仕組(しく)みを持(も)っていたり、その能力(のうりょく)は私(わたし)たちの筋肉(きんにく)の10倍(ばい)にもなるといいます。また、低(ひく)い濃度(のうど)の酸素状態(さんそじょうたい)でも効率(こうりつ)よく血液(けつえき)がガス交換(こうかん)できるような能力(のうりょく)を身(み)につけているといわれています。
最新(さいしん)の研究(けんきゅう)の成果(せいか)では、マッコウクジラは約(やく)10分(ぷん)くらい海面上(かいめんじょう)に浮上(ふじょう)して、400〜1000メートルの深(ふか)さに潜水(せんすい)して食料(しょくりょう)となるイカなどを食(た)べ、また浮上(ふじょう)してきます。これに要(よう)する時間(じかん)は、30〜45分間(ふんかん)で、それを繰(く)り返(かえ)すことがわかってきました。そして夕方(ゆうがた)から夜間(やかん)にかけて、2〜4時間(じかん)くらい浮上(ふじょう)して休息(きゅうそく)をとったりするといいます。