おふろに長(なが)く入(はい)っていると、手(て)がしわしわになるのはなぜですか?
(しいちゃん、大井川町飯渕、小学2年)
おふろに長く入っていたりすると、手のひらなどにしわができて、あれっと思(おも)ったことがあるでしょう。なんでおなかとか腕(うで)とかにはしわができないのでしょうか。
その疑問(ぎもん)をとくには、皮膚(ひふ)の構造(こうぞう)を理解(りかい)すると分(わ)かりやすくなります。
人間(にんげん)の皮膚(ひふ)は、表皮(ひょうひ)が角質層(かくしつそう)、その下(した)が胚芽層(はいがそう)、さらに真皮(しんぴ)、そして皮下組織(ひかそしき)からできています。皮膚を長い間(あいだ)水中(すいちゅう)につけていると、一番上(いちばんうえ)の表皮の角質層が水分(すいぶん)を吸収(きゅうしゅう)しやすい性質(せいしつ)をもっていることから、角質細胞(かくしつさいぼう)が水分を吸収して大(おお)きくなり、ふくれます。ほかの層(そう)は角質層のようにはふくれないので、表皮が下(した)にひっぱられ、上(うえ)と横(よこ)にふくれたようになり、その分(ぶん)がしわのように見(み)えるわけです。皮膚はどこでもこのようなことが生(しょう)じるのですが、手のひらのように表皮が厚(あつ)いところは、よく目立(めだ)つというわけです。
(回答:静岡サイエンスミュージアム研究会)