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Vol.15 栗田家土蔵群(磐田市見付) 産業隆盛で増築重ね

  かつて東海道の宿場町として栄えた磐田市見付。宿場通りとも呼ばれる見付本通りは街路拡幅で様変わりしたが、本通りから南北に延びる小路(しょうじ)に古い街並みが残る。梅屋小路には明治のたばこ産業の隆盛をしのばせる栗田家土蔵群がたたずむ。

 「土蔵群は明治20年ごろ設立された栗田煙草(たばこ)合資会社が葉たばこの乾燥・貯蔵に使用していました。最も古い土蔵は明治前期の建築で、会社の発展とともに増築を重ねました。現在は5棟が残っています」

 市景観アドバイザーを務める建築士の江間豊寿さん(60)は説明する。

 「一部は3階建てで背が高く、ボリュームのある外観が特徴。最初の棟は特に材質や工法が優れています。ただ、漆くいのはく離が激しく、雨漏りもある。何とか修復し、まちおこしに活用できれば」

 市教委は一昨年、土蔵群を市登録文化財の第1号に指定した。保存と活用に向け、地域の人々の期待が高まっている。(2008年3月13日掲載)

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