Vol.13 ヤマタケの蔵(浜松市天竜区) 座敷を開放、集いの場に
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間口が狭く、奥行きが深い宿場町特有の町家(まちや)造り―。その趣きが色濃く残る二俣町の裏通りには、多くの土蔵が点在する。中でも、クローバー通り北側の座敷蔵は大正12年に建設され、「ヤマタケの蔵」の通称で有名だ。 |
「もとは材木などを扱っている商店の蔵でした。二俣には20棟以上の蔵が残っていますが、座敷蔵は珍しい。1、2階が座敷になっていて、普通の蔵に比べて窓が多いことも特徴です」
解説を加える地元の一級建築士中谷悟さん(58)は、地元の町おこしグループの活動にも参加している。
「二俣町が繭の取扱高で全国一になったこともある明治から昭和初期にかけて、全国から人が集まっていました。当時は昼間から、三味線の『ちんとんしゃん』の音色が響いていたようです」
現在は年に数回、地元商店街のおかみさん会がイベントを開催。開放したヤマタケの蔵を中心に、かつてのにぎわいを復活させている。(2008年2月28日掲載)
