3月5日(水) 「ありがとう 17才」 ブログに書いた詩 キャスタードライバー江藤礼子
昨年10月、浜松南高校三年生の藤田健吾さんが上咽頭がんで亡くなりました。
健吾さんは携帯電話を使ってインターネットのブログに日記を書いていました。
その日記の中からいくつか選んでこのたびご両親が本に綴って自費出版しました。
タイトルは
「ありがとう 17才」
2006年8月から2007年10月までの文章や友達からのメールや手紙が部活動や高校生活の写真とともに書かれています。
健吾さんは中学三年生のときに発病しました。
しかし病気と闘いながら高校を受験し合格、高校ではサッカー部に所属しました。海外遠征でオランダにも行きました。そのオランダ遠征から帰国したところから本は始まっています。
本には健吾さんの想いがそのまま綴られています。絵文字も多く使われています。
たとえば、「学校」の文字の横には学校の絵文字、サッカーの話題の時にはサッカーボールやスパイクの絵文字、その他にっこりマーク、キラキラマーク、手を振る絵文字などが使われていました。
最後のしめの言葉も「じゃ」ではなく「ぢゃ」とイマドキの高校生でした。
母親の恵美子さんは、健吾さんが普通の高校生のように学校帰りにカラオケに行ったりファミレスに行ったりプリクラを撮ったりしている姿が嬉しかったと言いました。
今思うとサッカ―や水泳を仲間と一緒にできたこと自体奇跡だったと恵美子さんは言っていました。
しかし、いずれその奇跡が本当になることを健吾さん自身も願っていたと同時に健吾さんの周りにいる人全てが同じ気持ちでいたということを感じました。
この「ありがとう 17才」は3月1日に行われた浜松南高校の卒業式で同級生に配られました。
本を読んだ友人からは、まだ解約していない健吾さんの携帯電話に今もメールが届くそうです。健吾さんと一緒に過ごした高校生活、健吾さんに伝えたいことはまだまだあるようですね。
健吾さんが高校生活で感じたことや、何を思って何を考えて過ごしたのかがより多くの人に伝わって欲しいと思います。何気なく交わす友達との会話や授業、部活動、家族との時間がどんなに素晴しいことなのかを、特に今年卒業する高校生に届いて欲しいなと思いました。
この本はこれから浜松市中央図書館で読むことができるようになるそうです。
本のお問合せはeメールアドレス n_fujita913@yahoo.co.jpまで。
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